仕方がない、と諦めたり許したりすることが、最近、昔よりも苦痛になってきた気がする。
もちろん、本当に、仕方がない、という言葉が当てはまるケースはいくらでもあるけど、その人の甘さゆえに生じた結果であることが垣間見える場合、見て見ぬふりをすることが難しくなりつつある。そういう甘さが非常に気になるようになってきたのかもしれない。
私自身、甘さが全くないわけでは全然ないし、自虐的に仕方がないと言うこともよくある。ただ、それはいうなら悪癖だ。他人の甘さを許容するのも、また私自身の甘さだと思う。とりわけ、その甘さの代償が私自身や会社に降りかかってくる場合は。
仕方がない、という言葉は、多くの場合、自分の甘さを隠蔽し、何となくやれるだけやった気にさせる麻薬だ。今後はなるべく使わないようにしたい。