[メモ][ゲーム] “Half-Life 2: Episode Two”は10月9日に。
June 16th, 2007 「バールのようなもの」を筆頭にハリネズミが如く武装した世界最強の物理学者、ゴードン・フリーマンが活躍する傑作FPSシリーズ、『ハーフライフ』。その新作リリース日が、今年の10月9日に決定したようで。
「シナリオを短く分割する代わりに、お待たせせずにリリースする」として公開された三部作の一作目、”Half-Life 2: Episode One”から早一年以上。「”Episode Two”は2006年末にリリースする」とか言ってたはずなので、実に約10ヶ月の遅れに。この分だと”Episode Three”は2009年頃になりそうだ。”Half-Life 2″本体は1999年ぐらいから作っていたらしく、そこから数えると10年がかりの開発タイトルになるのか……。
そう言えば、”Minerva”の続きはどうなったんだろう?
[本] テア・フォン・ハルボウ『メトロポリス』
June 15th, 2007[ゲーム] 『ロスト・プラネット』
June 14th, 2007長らく積んであった『ロスト・プラネット』を、やっとのことで終了。発売前から大いに期待されたものの、いざ発売されると今一つソロシナリオの部分が評価されなかったタイトルだが。実際にやってみると、全くその通り。確かにソロシナリオは、見た目ほどには面白くない。もう少し面白くてもバチは当たらないだろう、というくらいグラフィックもクリーチャーもよく出来てるのだけど。全体としての出来が、惜しいところで足りない。それでも並の作品は軽く超えているので、位置づけるなら傑作になりきれなかった秀作といったところ。マルチプレイに限定すれば、傑作の域に入るかも知れないが。
[本] トム・クランシー『合衆国崩壊』
June 13th, 2007 今さらながら、トム・クランシーの『合衆国崩壊』を読了。とうとう大統領にまでなってしまったあのジャック・ライアンが、テロ攻撃と中東情勢とに立ち向かう、500ページ級文庫4分冊の大作。
JALの旅客機が国会議事堂に特攻し、米国首脳陣はほとんど壊滅。一方イラクも独裁者を暗殺され、政権の崩壊に陥っていた。この機に応じてイランの指導者は、アメリカにウイルス兵器によるテロ(空気感染するエボラウイルス!)をしかけ、アメリカ国内の混乱を広げる。さらに中国政府を操り台湾との小競り合いを起こさせ、湾岸近辺の艦隊が遠ざかった隙に、サウジアラビアへの侵攻を開始する。という、かなりとんでもないストーリー。
結果としてアメリカは、テロの主犯を証拠とともに挙げ、イランへの宣戦を布告。かろうじてサウジに送り込んだ兵力と最新装備により、イラン連合軍を鮮やかに撃退する。ついでに諜報部員の活躍により、イランの指導者をピンポイント攻撃で抹殺し、ごく短期間で戦争を終結させる。
中東からテロ攻撃を受けたアメリカが反撃として戦争を始める、というのはどこかで聞いた話ではある。9.11より前に書かれたこの小説では(アメリカにとって)ほとんど理想的な解決を迎えるが、現実の方は泥沼化の一途を辿るばかり(もう何の大義名分が残っているのかもよく分からない)。今の大統領がジャック・ライアンのせめて十分の一でも有能だったら、世界はもう少し違っていたかも知れないのに。
[映画] 『ハードエイト』
June 5th, 2007 個人的には当代ベスト3に入ると思う映画監督、ポール・トーマス・アンダーソン(後の二人はピーター・ジャクソン、それにコーエン兄弟だ)。その長編第一作目の『ハード・エイト』を。そう言えばまだ観ていなかったので。
さすがに長編処女作だけあって、『ブギーナイツ』や『マグノリア』のスケール感は無く、ひたすら地味な人間ドラマが続く内容ではある。しかし、駄目な大人たちが駄目なりに生きていく様を生暖かく描くという、おそらく幸せな人ほど共感しにくいPTAの作品性は、この頃から既に固まっていたようだ。PTA作品の常連も数多く登場し、エンディングもあのエイミー・マンだったりするので、PTAファンなら観ておくべき一本だと思う。それ以外の人には、まあそうでもないかも。
[メモ][web] 14 tips for faster web apps
June 2nd, 2007Yahoo の中の人が語る、High Performance Web Sites のテクニック。PPT版は知ってたけど、Scribd にも落ちてたので。開くのが何となく躊躇と言うか面倒くさい PowerPoint ファイルだが、Scribd だとその抵抗感が少ない気がする。
[映画] 『バッシング』
May 30th, 2007「自己責任」の言葉を流行らせたイラク日本人人質事件。その人質になった人の帰国後をモチーフにした、地味で陰鬱とした日本映画。主人公が基本的に嫌な人間で、ストーリー展開にも何ら救いは無いため、観ても嫌な気分しか残らない。それでもミヒャエル・ハネケほどには嫌らしくないので、鬱映画の入門編としては良いかもしれない。
[本] クライヴ・バーカー『魔道士』
May 27th, 2007 ホラー映画愛好家なら避けては通れないホラー映画の一つ、『ヘルレイザー』。人気が出たホラー映画の常として次々と続編が作られ、近作では宇宙にまで進出したシリーズだ(これは『十三金』や『クリッター』にも並ぶ快挙である)。例によって続編の劣化も著しいが、一作目と二作目だけは観ておくべき作品だと思う。
その初代の原作本『魔道士』(別名『ヘルバウンド・ハート』)を、古本屋で発見。クライヴ・バーカーが初代の監督もつとめたのは知ってたが、本も出していたのは気づかなかった。微妙に新書サイズで中篇なのが災いしたか、文庫の『血の本』シリーズ(ゴシックホラーの傑作。必読)ほどには見かけないので、そこそこ珍しいかも。うん、まあ、映画版とまるで同じ内容なので、特別に手に入れて読むほどではないけど、ちょっと懐かしいストーリーだった。今やファンタジー作家としての方が有名なクライブ・バーカーだが、原点はやはりこっちのスプラッタ・パンクだと思う。
[メモ][ピアノ] “Ivory & Italian Grand”, 57GB のピアノ音源
May 25th, 2007こんなの出てたんだ。
Bosendorfer 290, Steinway D 9′, Yamaha C7 をパックにした Synthogy Ivory は前から気になってたけど、その拡張音源で Italian Grand なんて出てたのか。正直、今使っている PMI Bosendorfer で満足しているし、Ivory の 57GB の音源なんてオーバースペックでもあるけど(キーボードの MP9500 がハーフペダルに対応していないのも痛い)。せっかく買ったのに余らせてしまってる Cubase SE で動かせそうだし、「これくらいなら買ってもいいか」と思える値段と内容なのが悩ましいところ。