[本] アレックス・シアラー『ミッシング─森に消えたジョナ』
親友が行方不明になったある少年の、喪失感を切々と描いた児童文学小説。あくまでも失踪事件が主題ではなく、少年の心の動きがメインだろう。と途中まではそう思って油断していたら、最後の最後でちゃんと事件解決していて、ちょっと驚いた。アレックス・シアラーの本を読むのは初めてだが、文章が非常に達者で読みやすく、話も良い感じにシンプル。他の本も読んでみるとしよう。
13ヵ月と13週と13日と満月の夜
アレックス シアラー (著)
Alex Shearer (原著)
金原 瑞人 (翻訳)