[メモ][その他] “Expression Studio” 発売。
マイクロソフトの”Expression Studio”日本版がついに発売。「FrontPageに比べれば遙かにまし」との評判のエディタ”Expression Web”。ベクトル&ビットマップが扱えるグラフィックツール”Expression Design”。Silverlightの標準GUIエディタになりそうな”Expression Blend”(ついでに”Visual Studio 2005 Standard”を同梱)。プラス、よくわからないメディア管理ソフト”Expression Media”のセット。
AdobeのWeb Standardと正面対決になるパッケージだが、かなり戦略的なプライシングになっている。Web Standardが定価126,000円に対し、Expression Studioが78,540円。ただし、Visual Studioユーザーならアップグレード版を購入することができ、これには無償のExpressが含まれるらしい。よって、アップグレード版45,990円が実質の定価で、実売価格でも3分の1強といったところ。2万半ばするVisual Studio 2005 Standardがついてくることを考えれば、かなり思いきった値段設定だと思う。
まあ、Silverlightの本命は来年予定の Orcas (次期VisualStudio) + Expression Blend 2.0 になりそうなので、Silverlight目当てなら次のExpression Studioを待った方がいい気もする。それはそれとして、最近調子に乗って値上げ傾向にあるAdobe(Fireworksが4万て)に対しては良いライバルになってくれそうだ。Windows、Office系ではいい加減にしてくれと思わないでもないMicrosoftだけど、この分野ではぜひとも頑張って欲しい。