[ゲーム][RPG] “Diablo III”!
Sunday, June 29th, 2008ブリザードの新作は、噂に違わず “Diablo III” に。
『ダンジョン・シージ』シリーズとかの亜流もまあ悪くはなかったが、本家はやっぱり『ディアブロ』だろう。見下ろしビューも健在で、正統進化した続編になりそう。発売日は全く未定。何かと延期の多いブリザード社だが、2009年中ぐらいには出してほしいところ。
ブリザードの新作は、噂に違わず “Diablo III” に。
『ダンジョン・シージ』シリーズとかの亜流もまあ悪くはなかったが、本家はやっぱり『ディアブロ』だろう。見下ろしビューも健在で、正統進化した続編になりそう。発売日は全く未定。何かと延期の多いブリザード社だが、2009年中ぐらいには出してほしいところ。
英国ホラー界の偉大な作家、ラムゼイ・キャンベル(あるいはラムジー・キャンベル)の、長編の数少ない翻訳本の一つ、『無名恐怖』。この人の短編小説はよくホラー系アンソロジーに収録されており、その一つ一つが本当に素晴らしいので、その方面の読者なら誰でも知っているくらい有名なのだが。長編はどうにもヒットに恵まれず、邦訳された作品も極めて少ない。この『無名恐怖』も、映画化されていなかったらおそらく未訳のままだっただろう。まあ、作風的に一般向けとは言いがたく、あくまでカルト作家的なので、仕方ないと言えば仕方がない。
カルト教団に娘をさらわれた母親の、パラノイアと、破壊された家族の物語。キャンベルのルーツであるクトゥルー神話の影も色濃く、名前を持たないカルト信者と、正体不明の「何か」が醸す不気味さ/不条理さは流石の一言。直接的な描写は乏しく、地味としか言いようにない面があるものの、全篇を通じての皮膚を蟻が這うような感触はキャンベルならでは。ただ、ラストの展開はちょっと納得しかねる部分がある。あと、もう少し短く、短編くらいの方が良かったような。
世界最大のビール祭とされる、ドイツはミュンヘンのオクトーバー・フェスト。その裏では、真のビール飲みたちが集まり競う秘密のビール祭、ビール・フェスタが極秘裏に開催されていた。そうとは知らずに迷い込んだ主人公のアメリカ人たちは、ドイツ人選手たちから散々に侮辱されて追い返される。来年のビール・フェスタで見返すべく、五人のチームを結成し、ビール飲みの厳しい特訓を重ねる主人公たち。挫折や過去のトラウマ、ドイツからの刺客、仲間の死を乗り越え、彼らは再びビール・フェスタの舞台に立つ。
という、久々にB級低俗コメディを。全く期待せずに見始めたら、意外にも、下品、下劣、下等と三拍子揃った上質なコメディ映画だった。挫折→チームの結成→立ちはだかる困難→チームの成長→最終決戦と、王道展開をきっちり押さえており、バカバカしい設定ととんでもない種目(例:2リットルくらいありそうなブーツ型ジョッキに入ったビールを早く飲み干した方が勝ち。一気飲みがデフォルト)さえ除けば、普通にスポーツ映画として通用しそうな内容だ。
全体的によくできた良作ではあるものの、このスポーツ・コメディというジャンルには『ベースケットボール』『ドッジボール』といった金字塔が立ちはだかっているため、ベストとは言いがたい(特に「無駄に予算をかけている」感が無いのは、このジャンルにとっては致命的だ)。だが、もしビール飲みコメディというジャンルが存在すれば、この映画は間違いなく世界一と言えるだろう。なお、ギャグの方向性は、ファレリー兄弟あたりがOKな人なら全く問題無いあたりのライン。