Archive for June, 2007


[web] 「Yahoo! 掲示板」を少しだけ使いやすくする Greasemonkey スクリプト。

Friday, June 29th, 2007

 2chを除けば日本最大手の掲示板の一つ、でありながら、すこぶる使い勝手がよろしくない「Yahoo! 掲示板」。その使いにくさの源泉は、メッセージ本文を見るのに一つ一つクリックしなければならない、という一点にある(「まとめ読み」なる機能もあるが、一度に五件しか読めない上に一覧性も低い)。かと言って、専用ソフトをインストールするほどのヘビーユーザでもない。単にメッセージ一覧でタイトルと一緒に本文も見えるだけでいいのに、と思っていた。
 そこで、Firefox の Greasemonkey スクリプトを作ってみた。

yahoomessages

http://www.heartrails.com/blog/sakai/yahoomessages.user.js

 「一覧」および「スレッド」画面で順次本文を読み込み、タイトルの下に表示するというもの。簡易で適当なスクリプトの割に、そこそこ動いてくれています。
 それにしても「株式」板はスパムが多いなあ。せっかくのID制なんだから、システムで検出して弾いてくれればいいのに。

[メモ][ネタ] 『∞プチプチ(無限ぷちぷち)』

Friday, June 22nd, 2007

 恐ろしいくらい役に立たないけど、ちょっと気になるガジェット。

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0706/22/news072.html

――人は、なぜ“ぷちぷち”するのでしょう?

 本能です。たとえば、穴があれば指を入れてみたくなったり、取っ手があれば引っ張ってみたくなるように、飛び出しているものは押したくなるものです。これは心理学的に「アフォーダンス」と呼ばれる現象です。

 こういう真面目にバカなことをするノリは好きだなあ。

[本] ジャック・ダン編『魔法の猫』

Wednesday, June 20th, 2007
ジャック・ダン編 『魔法の猫』

[映画] 『アローン・イン・ザ・ダーク』

Tuesday, June 19th, 2007
『アローン・イン・ザ・ダーク』

[映画] 『パパラッチ』

Sunday, June 17th, 2007
『パパラッチ』

[メモ][ゲーム] “Half-Life 2: Episode Two”は10月9日に。

Saturday, June 16th, 2007

 「バールのようなもの」を筆頭にハリネズミが如く武装した世界最強の物理学者、ゴードン・フリーマンが活躍する傑作FPSシリーズ、『ハーフライフ』。その新作リリース日が、今年の10月9日に決定したようで。
 「シナリオを短く分割する代わりに、お待たせせずにリリースする」として公開された三部作の一作目、”Half-Life 2: Episode One”から早一年以上。「”Episode Two”は2006年末にリリースする」とか言ってたはずなので、実に約10ヶ月の遅れに。この分だと”Episode Three”は2009年頃になりそうだ。”Half-Life 2″本体は1999年ぐらいから作っていたらしく、そこから数えると10年がかりの開発タイトルになるのか……。

http://ep2.half-life2.com/

 そう言えば、”Minerva”の続きはどうなったんだろう?

[本] テア・フォン・ハルボウ『メトロポリス』

Friday, June 15th, 2007
テア・フォン・ハルボウ 『メトロポリス』

[ゲーム] 『ロスト・プラネット』

Thursday, June 14th, 2007

 長らく積んであった『ロスト・プラネット』を、やっとのことで終了。発売前から大いに期待されたものの、いざ発売されると今一つソロシナリオの部分が評価されなかったタイトルだが。実際にやってみると、全くその通り。確かにソロシナリオは、見た目ほどには面白くない。もう少し面白くてもバチは当たらないだろう、というくらいグラフィックもクリーチャーもよく出来てるのだけど。全体としての出来が、惜しいところで足りない。それでも並の作品は軽く超えているので、位置づけるなら傑作になりきれなかった秀作といったところ。マルチプレイに限定すれば、傑作の域に入るかも知れないが。

『ロスト・プラネット』

[本] トム・クランシー『合衆国崩壊』

Wednesday, June 13th, 2007

 今さらながら、トム・クランシーの『合衆国崩壊』を読了。とうとう大統領にまでなってしまったあのジャック・ライアンが、テロ攻撃と中東情勢とに立ち向かう、500ページ級文庫4分冊の大作。
 JALの旅客機が国会議事堂に特攻し、米国首脳陣はほとんど壊滅。一方イラクも独裁者を暗殺され、政権の崩壊に陥っていた。この機に応じてイランの指導者は、アメリカにウイルス兵器によるテロ(空気感染するエボラウイルス!)をしかけ、アメリカ国内の混乱を広げる。さらに中国政府を操り台湾との小競り合いを起こさせ、湾岸近辺の艦隊が遠ざかった隙に、サウジアラビアへの侵攻を開始する。という、かなりとんでもないストーリー。
 結果としてアメリカは、テロの主犯を証拠とともに挙げ、イランへの宣戦を布告。かろうじてサウジに送り込んだ兵力と最新装備により、イラン連合軍を鮮やかに撃退する。ついでに諜報部員の活躍により、イランの指導者をピンポイント攻撃で抹殺し、ごく短期間で戦争を終結させる。
 中東からテロ攻撃を受けたアメリカが反撃として戦争を始める、というのはどこかで聞いた話ではある。9.11より前に書かれたこの小説では(アメリカにとって)ほとんど理想的な解決を迎えるが、現実の方は泥沼化の一途を辿るばかり(もう何の大義名分が残っているのかもよく分からない)。今の大統領がジャック・ライアンのせめて十分の一でも有能だったら、世界はもう少し違っていたかも知れないのに。

トム・クランシー 『合衆国崩壊』

[映画] 『ハードエイト』

Tuesday, June 5th, 2007

 個人的には当代ベスト3に入ると思う映画監督、ポール・トーマス・アンダーソン(後の二人はピーター・ジャクソン、それにコーエン兄弟だ)。その長編第一作目の『ハード・エイト』を。そう言えばまだ観ていなかったので。
 さすがに長編処女作だけあって、『ブギーナイツ』や『マグノリア』のスケール感は無く、ひたすら地味な人間ドラマが続く内容ではある。しかし、駄目な大人たちが駄目なりに生きていく様を生暖かく描くという、おそらく幸せな人ほど共感しにくいPTAの作品性は、この頃から既に固まっていたようだ。PTA作品の常連も数多く登場し、エンディングもあのエイミー・マンだったりするので、PTAファンなら観ておくべき一本だと思う。それ以外の人には、まあそうでもないかも。

『ハードエイト』