[映画] 『バッシング』
Wednesday, May 30th, 2007「自己責任」の言葉を流行らせたイラク日本人人質事件。その人質になった人の帰国後をモチーフにした、地味で陰鬱とした日本映画。主人公が基本的に嫌な人間で、ストーリー展開にも何ら救いは無いため、観ても嫌な気分しか残らない。それでもミヒャエル・ハネケほどには嫌らしくないので、鬱映画の入門編としては良いかもしれない。
「自己責任」の言葉を流行らせたイラク日本人人質事件。その人質になった人の帰国後をモチーフにした、地味で陰鬱とした日本映画。主人公が基本的に嫌な人間で、ストーリー展開にも何ら救いは無いため、観ても嫌な気分しか残らない。それでもミヒャエル・ハネケほどには嫌らしくないので、鬱映画の入門編としては良いかもしれない。
ホラー映画愛好家なら避けては通れないホラー映画の一つ、『ヘルレイザー』。人気が出たホラー映画の常として次々と続編が作られ、近作では宇宙にまで進出したシリーズだ(これは『十三金』や『クリッター』にも並ぶ快挙である)。例によって続編の劣化も著しいが、一作目と二作目だけは観ておくべき作品だと思う。
その初代の原作本『魔道士』(別名『ヘルバウンド・ハート』)を、古本屋で発見。クライヴ・バーカーが初代の監督もつとめたのは知ってたが、本も出していたのは気づかなかった。微妙に新書サイズで中篇なのが災いしたか、文庫の『血の本』シリーズ(ゴシックホラーの傑作。必読)ほどには見かけないので、そこそこ珍しいかも。うん、まあ、映画版とまるで同じ内容なので、特別に手に入れて読むほどではないけど、ちょっと懐かしいストーリーだった。今やファンタジー作家としての方が有名なクライブ・バーカーだが、原点はやはりこっちのスプラッタ・パンクだと思う。
こんなの出てたんだ。
Bosendorfer 290, Steinway D 9′, Yamaha C7 をパックにした Synthogy Ivory は前から気になってたけど、その拡張音源で Italian Grand なんて出てたのか。正直、今使っている PMI Bosendorfer で満足しているし、Ivory の 57GB の音源なんてオーバースペックでもあるけど(キーボードの MP9500 がハーフペダルに対応していないのも痛い)。せっかく買ったのに余らせてしまってる Cubase SE で動かせそうだし、「これくらいなら買ってもいいか」と思える値段と内容なのが悩ましいところ。
世の中にはサバイバル本なるジャンルが存在する。大地震や噴火、竜巻といったメジャーどころは言うに及ばず、それよりも幾ばくか遭遇率の低い事象についても、サバイバル本は出版されている。例えば、ゾンビが出たときのための本とか。
”The Zombie Survival Guide”。ゾンビの専門家が記したこの本には、”Use your head: cut off theirs.” といった、対ゾンビの実践的なアドバイスが詰め込まれているようだ。デフォルトが火葬の日本ではゾンビ・リスクは高くないものの、万が一ということもある。時間があればちょっと読んでみたい。
The Zombie Survival Guide: Complete Protection from the Living Dead
Max Brooks (著)
64、GCソフトの最高傑作の一つに挙げられる『スマブラ』シリーズ、その最新作『スマブラ券!!』の公式サイトが公開に。まだ肝心のキャラやルールの情報は上がってないけど、代わりに音楽陣が発表されている。何と言うか、想像を超えるオールスター陣。この分だと参戦キャラも相当な面子を揃えていそうだ。据置機最強の座に本気で王手をかけに来たか、任天堂。
ユアン・マクレガー主演のリメイク映画、ではなくロシアのファンタジー・ホラー映画。ロシア映画と言えば、『惑星ソラリス』や『不思議惑星キン・ザ・ザ』みたいにどうしようもない(いい意味で)イメージを持っていたが。なかなかどうして、そこらのハリウッド映画に負けない映像美で、ちょっとびっくりした。ロシア版『マトリックス』という触れ込みは伊達ではなく、映像的には同じステージに達していると思う。特に中盤の異界に踏み込むシーンや、飛行機からネジが落ちてコーヒーカップに飛び込むまでの場面などは、一見の価値あり。ただしストーリー的にはやや難があり、ちぐはぐ、と言うか「あれ? あのキャラどこに行ったの?」と感じる部分が結構ある。が、まあ細かいことを気にしなければ非常に楽しい娯楽作品だと思う。三部作の一作目ということなので、続きも観なければ。
テキスト版 YouTube として着実に地位を固めつつある Scribd.com。何となく Ruby on Rails で動いているんだろうとは思ってたけど、その Rails の構成に関するプレゼンが Scribd.com 自らに投稿されていた。
割と素直な構成に見えるけど、個人的に興味深いのはサーバースペックのあたり。台数とホスティング業者も明示しているので、大体のサーバーコストが試算できそうだ。回線代 2,000ドル/月として、概算で 10,000ドル/月前後といったところだろうか。YouTube (2億?) やニコニコ動画 (5000万?) と比べると、随分リーズナブルに見える。それにしても、3GHz の dual Xeon に メモリ 16GB か……。
ホラー映画の主人公(モンスターの方)たちが、いかにして一人前の殺人鬼になるかを描いた短編連作ドキュメンタリー。彼らの殺人技の裏側にも、たゆまない努力と苦労があったようだ(主に教官の)。それにしても、日本発の貞子型モンスターも海外で普通に受け入れられているようで、何よりだと思う。