Archive for the '音楽' Category


[音楽] SHUUBI flower voice after party 2008

Monday, March 31st, 2008

 前回に続き、”SHUUBI flower voice after party 2008″ へ。一年間続いた SHUUBI の flower voice 当番も終わり、そのアフターの特別公演的なライブ。SHUUBI の flower voice もこれで最後だし、と油断していたら、「2008年度も SHUUBI の flower voice 当番続投!」とのことで。あの最終回的な前回はなんだったんだろう、と思いつつも、せっかくなので行ってみた。
 今回はいきなり『うららかな』から。新旧の曲を織り交ぜつつ、いつものメンバー紹介曲『京都20XX』(もうネタ化しつつある)や、新たな楽器にも挑戦(そして失敗)してみたり、サプライズ(SHUUBIにとって)もあったりとで、いつも以上にあっという間に過ぎた二時間半だった。バンドの人たちともども、本当に楽しそうに歌ったり演奏したりしているのが素晴らしいと思う。

 今回の影の主役、アンデス。一見して鍵盤ハーモニカのようだが、出てくる音は気の抜けた笛のようで意表を突かれた。どこかで聞いたことがあるような、と思ってあとで調べたら、栗コーダーカルテットで使っている楽器だそうで。あの音、てっきりリコーダーだと思っていた。

 また、今回のライブとほぼ時を同じくして、MySpace に SHUUBI のページが登場。日本のアーティストも普通に SNS に登録する時代になったんだなあ。

[音楽] ありましの『コノセカイ』

Sunday, February 17th, 2008

 ラ・フェット多摩に寄った際に、たまたま開催していたありましのさんのミニライブを。何年か前に flower voice で見て以来。

 ギターで弾き語り(+パーカッション一人)と、ミニマムながら落ち着いた曲調にマッチした編成。どの曲も優しげなメロディーラインで、声の伸びがまた素晴らしい。

コノセカイ

コノセカイ
ありましの (アーティスト)

 せっかくなので最新アルバムを買ってきた。ゆったりと聴ける一枚。個人的には『くじら橋』『A WEDDING GIFT』あたりが好みかな。

[音楽] flower voice scene. 37

Monday, February 11th, 2008

 表参道FABの定例イベントの一つ、flower voice。SHUUBIの当番回の最後と言うことで、かつての歴代ホステスが一同に集結。これはさすがにいかないと、というわけで行ってきた。

http://www.tsujikaori.com/

辻香織 : つい「つじあやの」や「辻あゆみ」と名前を混同しがちなシンガー、辻香織。今回のメンバーの中では若手。ポジティブなノリのポップスで、非常に聞きやすい。最後の曲『グライダー』が個人的には好き。

http://www.ikedaayako.com/

池田綾子 : 最近では『電脳コイル』の主題歌で有名な池田綾子。静かめだがスケールの大きい曲が多い。しばらくぶりにライブで聞いたら、記憶にあるより数段うまくなっているような気がした。『電脳コイル』のオープニング、エンディングもいいけど、やはり『All of…』は良い。

http://www.haigoumeiko.com/

拝郷メイコ : 元祖ボーカロイド『Meiko』の中の人、拝郷メイコ。初音ミクよりずっと前にMeikoのことは知ってたけど、まさかその後継がこんなブームになるとは思ってなかった。ともあれ、本人はいたってさばさばした姐さん風ハスキーボイスのポップス。と思いきや『ソイトゲヨウ』みたいな愛らしい曲もあるので油断ならない。

http://www.hasegawamiyako.com/

ハセガワミヤコ : いつの間にか漢字からカタカナに変わっていたハセガワミヤコ。しばらく前と比べると、ずいぶんトークがまともになった? 『愛ゆらら』をはじめとする、爽やかな曲と済んだ声が素晴らしい。

http://www.shuubi.com/top.html

SHUUBI : ついに今年で30の大台に乗る女性シンガー兼変な人、SHUUBI。ライブハウスで縦・横両方のウェーブを強要するなど、SHUUBI節を遺憾なく発揮していた。今年ようやく新譜が発売されるそうで、今回は新曲もあり。メンバー紹介+小咄のための曲『京都200X』→『うららかな』の定番コンボと、それに続く『ハジマリノウタ』が素晴らしい。

 最後は、辻香織・キーボード、池田綾子・ギター、拝郷メイコ・ベース、ハセガワミヤコ・ドラム、SHUUBI・ボーカルと、異様な編成で一曲。そのあとフルメンバーによる『ハジマリノウタ』でフィナーレ。期待に違わず、素晴らしいイベントだった。
 それにしても、六時半開演で終演が十一時を過ぎるとは思わなかった。しかもスタンディングで。疲れた。

[音楽] flower voice scene. 36

Monday, December 10th, 2007

12月8日に開催された、”flower voice scene. 36″ の雑感などを。

http://kamira.boo.jp/about.html

Yeux. : とても耳障りの良い JPOP。もっと曲数を聞いてみたいので、これからの活躍に期待。SHUUBI と『うららかな』のデュエットあり。

http://www.miraclebus.com/serina

世理奈 : バラード。

http://www.vap.co.jp/ayako/profile/index.html

小野綾子 : 見た目とは裏腹に、物凄く喋る人。本当によく喋っていた。本人曰く、「今日は喋りに来た」。ライブではカラオケがメインというスタイル。ライブで歌以外フルパートのカラオケを使うというのは、初めて見た。

http://www.shuubi.com/profile.html

SHUUBI : 言動こそ変な人だが、ライブでの盛り上がりっぷりは相変わらず素晴らしい。やはり『京都2001(系の何か)』→『うららかな』のコンボはテンションが上がる。今回は新曲もあり。随分とCD未収録曲も増えてきたので、そろそろ新譜を出してほしいところ。

“flower voice” はほぼ一年ぶりだったけど、やはりこのイベントは楽しい。次回のメンバーは SHUUBI、ハセガワミヤコ、拝郷メイコ、池田綾子、辻香織と、flower voice 的オールスターだそうなので、これは次も行かなければ。

[CD] “Veronica Guerin” (Soundtrack)

Wednesday, August 8th, 2007

 麻薬組織を敵に回して殺されたアイランドのジャーナリスト、ヴェロニカ・ゲリン。その伝記映画『ヴェロニカ・ゲリン』が何年か前にあったのだけど、地味な上に暗い作品で、それ自体はあまり印象に残るものではなかった。しかし、そこで使われていたサウンドトラックが非常に美しく、本編の内容よりもむしろ「サントラが良い映画」として記憶に残っていた(本編はまあ、割と良い佳作だったような気がする)。
 主題曲を歌うシニード・オコナーの1曲目、15曲目が良いのは当然として、少年の一見拙そうなアカペラから展開する11曲目、”Bad News”も一聴の価値あり。歌以外も静かで綺麗系のアイルランド的楽曲で統一されており、普通にヒーリングCDとしても聴けるアルバムだと思う。リアル店舗ではそうそう置いてなさそうだが、とりあえず米アマゾンで視聴できるようだ。

Veronica Guerin (Original Soundtrack)

Veronica Guerin (Original Soundtrack)
Harry Gregson-Williams (作曲)
Harry / Horn, Trevor / Marsh, Hugh / Ca Gregson-Williams (作曲)
Harry / Marsh, Hugh / Cassidy, Patrick Gregson-Williams (作曲)
Kim Carroll (Guitar)
Peter Distefano (Guitar)

[CD] Achillea, “Amadas Estrellas”

Tuesday, August 7th, 2007

 何度聞いてもEnigmaっぽく聞こえるアンビエント・サウンド、Achilleaの最新作、”Amadas Estrellas”。ジャケットを隠せば「Enigmaの新譜だよ」と騙せそうなくらいEnigma的だが、それもそのはず、少し前まで実際にEnigmaを手がけていたJens Gadの作品なので。低いビートとグレゴリオ聖歌風のコーラスをバックに言語不明(スペイン語)な女性ボーカルが乗ったりする、この分野の愛好家には分かりやすいサウンド。目の醒めるほど傑出した曲はないものの、アルバム全体の完成度は高い。一番盛り上がるタイトル曲の”Amadas Estrellas”か、6曲目の”Alas del Aguila”あたりがなかなか良いと思う。

Amadas Estrellas

Amadas Estrellas
Achillea (アーティスト)