[メモ] リーマン破産。
Monday, September 15th, 2008ついにリーマン・ブラザーズまでも。
きっと数ヶ月もすれば末期の状況や倒産劇の本が出て(きっと目端の利く社員は既に出版社に駆け込んでいるに違いない)、一年もすれば日本語に訳されるだろうから、そのうち読んでみよう。
ついにリーマン・ブラザーズまでも。
きっと数ヶ月もすれば末期の状況や倒産劇の本が出て(きっと目端の利く社員は既に出版社に駆け込んでいるに違いない)、一年もすれば日本語に訳されるだろうから、そのうち読んでみよう。
先日リリースされた Amazon Elastic Block Store (EBS) を色々と試しているが、なかなかのパフォーマンスを出してくれる。特に RAID 0 がなかなか良い。
二台構成で大体 80MB/s を超えるぐらいのスループット。ランダムアクセス性能も悪くない。これならデータベースを置いても大丈夫そうだ。四台構成の方が若干速いが、故障率が倍になるほどの差では無いと思うので、結論は「二つで十分ですよ」かな。
参考:
Hewlett-Packard がつい先日始めた、年59ドルで容量無制限のオンラインストレージ、HP Upline。値段の安さと、HP だからという理由で (HP ならそう潰れることはないはず)、個人的にバックアップ用として本気で検討していたのだけど。どうやら、TechCrunch に載るほど深刻な状態に陥っているようだ。
それだけではなく、こんな情報も。
米国在住者限定だって? Upline のサイト内は結構見ていたけど、そんなの全然気づかなかった。TechCrunch のコメント欄ではカナダやイタリアのユーザーが文句を言ってるし、日本でも有力登録した記事が出ている。US オンリーのサービスは山ほどあるけど、大体わかりやすいところにその旨が書いてあるものだ。しかし、Upline に関して少なくとも僕はその記述を見つけられなかったし、アメリカ国外ユーザーが散見されるところを考えると、ユーザーが想定以上に増えすぎてダウンしたので、US 以外のユーザーを後付けの制限で切り捨てようとしている、と邪推したくなるところだ。
いずれにせよ、日本から使えないと言うなら使わないまでだ。他のサービスを検討しよう。
色々なウェブサービスで使われ始めている反動で、落ちると色々なところから悲鳴が上がるようになった Amazon Web Services。今までは障害が発生すると、フォーラムに行ってユーザー同士で「俺のインスタンスに接続できない!」「俺も俺も!」「誰か何とかしてくれ!」と叫びつつ、Amazon の中の人が降臨して状況を説明してくれるまで F5 キーを連打するのが AWS ユーザーのたしなみだった。AWS ではあらゆるサポートと情報の告知がフォーラム上で (ほとんどは他のユーザーによって) 行われ、そこに足しげく通わない限り、ほとんど何のサポートも情報も手に入らない。正直言って、コンシューマー向けならともかく、エンタープライズ向けのプラットフォームとしては全く不完全なサポート状況だと思っていた。
だが、そうしたサポート面の改善もようやく始まったようだ。
サービス状況が一覧できるページの設置。そして有償のシルバー、ゴールドサポート (ついに電話サポートが!) が始まるようだ。こうしたサポートを今までやってなかったことの方が驚きな気もするが、何にせよ大きな前進だと思う。地味だけど Elastic IP や Availability Zone にも匹敵する進歩だろう。
さて、次のマイルストーンは EC2 用の容量可変な Persistent Storage の一般リリースかな。
Google がついに Web アプリのホスティングにまで手を伸ばしてきた。BigTable が来るぞ、とは噂では聞いていたけど、アプリケーションやストレージまで一気に出してくるとは (確かに BigTable だけではいまいち使い道がないが) 。Amazon EC2+S3+SimpleDB とは真っ向勝負になる形で、他のホスティング業者も戦々恐々としていることだろう。
Amazon のと違って、Google が用意した環境にきっちり沿う必要があるようだが、Amazon は Amazon で重い S3 と付き合ったり、SimpleDB の使えなさを嘆いたり、仮想マシンを動的に制御するといった特殊技能が求められるわけで、ものによっては Google の環境に従った方がずっと簡単になる可能性は高いだろう。Python 限定なのはちょっとどうかと思うけど。
ベータ期間中はストレージも CPU 時間も転送量も上限で切られるものの、その範囲では無料。ベータ後は上限を超える分について課金されるとか。パフォーマンスや安定性や値段も気になるところだけど、とりあえず Python は勉強しておいたほうがいいかも知れない。
Torからの配信、第四弾はメルセデス・ラッキーとジェームズ・マロールの “The Outstretched Shadow”。正統派ファンタジーもののようだけど、表紙からしてあまりにバタくさいので、これもパスかなあ。
The Outstretched Shadow: The Obsidian Trilogy, Book 1 (Obsidian Trilogy)
Mercedes Lackey (著)
James Mallory (著)
どうやらシリーズものの第一巻目のみ配布するという方針で確定っぽい。これだといよいよ Tor Horror からの配本は望めないか。
Tor からの無料配信、三冊目は Robert Charles Wilson の “Spin”。って、2006年ヒューゴー受賞作じゃないか。こんな普通に売れていそうな本を無料で配って大丈夫なのだろうか。
Spin (Tor)
Robert Charles Wilson (著)
時間があれば読んでみたいが、まずは同じ作者の翻訳作品からかな。
このキャンペーンはあと九冊。どうやらシリーズものの第一巻が中心っぽいので、ホラー小説は望み薄だろうか。SFやファンタジーに比べると相対的にシリーズものが少ないので。
壁紙の配布も始めたらしい。内容は週替わりの模様。
Game*Sparkの“GDC 2008″レポーより。”Gears of War 2″ は順当に面白そうだから置いておくとして、新鋭の “Prototype” がなかなか凄そう。
コンセプトはともかくゲームとしては残念な出来だった “Crackdown” こと『ライオットアクト』に、『アサシンズ・クリード』級のグラフィックを併せて、アメコミ的アクションに残虐描写を加えて仕上げたような感じの、かなりの意欲作。グラフィックと演出に凝りすぎてゲーム性が置き去りにならないかどうかと、日本でこの描写のまま発売できるのかという点は心配だが、今年の注目すべき作品となりそうだ。
太っぱらな Tor からの、今度の配信は John Scalzi の “Old Man’s War”。2005年に出版。ヒューゴー賞ノミネート作品らしい。Amazonの評価も上々。かなり最近の作家のせいか、全然知らなかった。
Wikipediaによれば、ハインライン『宇宙の戦士』やジョー・ホールドマン『終りなき戦い』のような、宇宙戦争に駆り出される話。ただその主人公が、妻に先立たれた75歳の老人という点がちょっと変わっている。スペースオペラものは普段そんなに読まないけど、翻訳が出ているのでそのうち読んでみよう。
そろそろアメリカでは “Diary of the Dead” が一般公開されてるはず。向こうの評判はどうだろう。と、ごく日常的な興味から、十年来愛用している IMDB にアクセスしてみた。
よく見ると、”Release Date” として日本での公開日だけが表示されている。そう言えば去年ぐらいからやけに “Japan” と出ていたような気もするが、これは日本からアクセスしているからだろうか。
色々と試してみたところ、ブラウザが送る “Accept-Language” は関係なく、純粋にアクセス元の IP だけで判断しているようだ。実際に北米のサーバーからアクセスしてみると、”USA” と出た。この機能が必要かどうかはともかく、なかなか芸の細かいことをしてくれている。
それにしても、『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』は五月下旬か。相変わらず超大作以外の日本公開は遅いなあ。