レビュー x 4

たまに、最近見たもの、読んだものを紹介したくなるときがあります。
今は丁度、そんな気分です^^

明日の記憶 若年性アルツハイマー病の夫と、その夫を支える妻の物語。全編を通して起伏の少ない展開ですが、必要以上に 「泣き」 を煽らない製作者の姿勢には好感が持てます。全てを忘れてしまってなお、そこに残った夫婦の絆。いつか、私にもそんな絆が残せたらな、と思いました。
邪魅の雫 何年ぶりかの京極堂。決してつまらなくはないですが、待ちくたびれた身としては、期待を十二分に上回った、という程の読み応えではありませんでした。このシリーズを読んだことがない人は、まず魍魎の匣や鉄鼠の檻から読み進めてみることをお勧めします^^
ホムンクルス 7 (7) これまた、かなり待ちくたびれたマンガ。京極堂にも言えることですが、やはり待ちくたびれた期間の割りには展開が遅いですね。せめて 「のぞき屋」 とか 「殺し屋1」 ぐらいのテンポで刊行されないと、待っている身としてはストレスが溜まります。。。
SuperLite2000恋愛アドベンチャー Ever17 ~the out of infinity~ Premium Edition いわゆる 「オタク」 臭の香るテキストアドベンチャーゲーム。私は映画も小説もマンガもかなり嗜む方ですが、この作品のようにパラレルワールドやループを題材とした物語の表現方法では、ゲームという媒体が頭一つ抜け出していると思います。もちろん作品ごとに完成度はまちまちで、この作品に関して言えば文章そのものはイマイチなのですが、ゲームでしか味わえない構成、物語がそこにあることは確実だと思います。

詳しくは Amazon のレビューでも参考にしてください。
私はただのインターフェイスということで(笑



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教育基本法改正

今国会で成立する見込みが濃厚な教育基本法改正案、もっと議論されなくて良いのでしょうか?

 伊吹文部科学相は22日の参院教育基本法特別委員会で、政府の教育基本法改正案が、教育は「不当な支配」に服することはないと規定していることについて「国会で決められた法律と違うことを、特定のグループ、団体が行う場合を『不当な支配』と言っている」と語った。一方、法律や政令、大臣告示などは「国民の意思として決められた」ことから、「不当な支配」にあたることはないとの考えを強調した。
 現行の教育基本法は「教育は、不当な支配に服することなく」と規定。政府の改正案も、この表現を踏襲しつつ、「法律の定めるところにより、行われるべきだ」との規定が追加された。
 これまで教職員組合などは「不当な支配」の規定を、教育行政による教育現場への「介入」を阻止する「盾」と位置づけてきた。また、9月の東京地裁判決では、国の学習指導要領に基づき国旗掲揚・国歌斉唱などを強要する都教委の通達や処分が「不当な支配」にあたると判断された。
 しかし、伊吹氏は、政府案の規定は、教育に対する「政治結社、イズム(主義)を持っている団体の介入を排除する」目的だと説明。むしろ、一部の政党や組合などによる「介入」を念頭に置いていることを示唆した。
 一方、安倍首相は、国旗・国歌について「学校のセレモニーを通じて敬意・尊重の気持ちを育てることは極めて重要だ」と強調。「政治的闘争の一環として国旗掲揚や国歌斉唱が行われないのは問題だ」と批判した。

愛国心を養う教育の明文化、行政の教育現場への介入、といったところが、改正案の主な焦点となっているようです。

今回の改正案が子供達にとってプラスとなるのかマイナスとなるのか、今の私にはどちらとも予測できません。ただし、今回の改正案は、現行案と比較してかなり変更点の多い内容となっているため、その是非に関しては、より多くの時間と議論が費やされるべきではないかと思います。

「現行案と改正案の対照表」
http://www.kyokiren.net/_recture/date060428.pdf
(参考) この資料は、改正案を改悪とする側の方が編集したものです。 

「教育基本法改正問題のまとめ」
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/fundamental_law_of_education/



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ダウンロードに罰則が伴う未来

既に様々なサイトで取り上げられているようですが、以下の改正案が平成の悪法とならないことを祈ります。

政府の知的財産戦略本部(本部長・安倍首相)は、音楽や映像を違法コピーした「海賊版」をインターネット上からダウンロードすることを全面的に禁止する著作権法改正に着手する。27日に開く知財本部コンテンツ専門調査会に事務局案を提案。罰則も設け、08年通常国会に提出をめざしている改正案に盛り込む。海外でも人気が高い日本のマンガやアニメなどの権利保護を強め、コンテンツ産業の育成を促す狙いがある。

現在のインターネットの世界では、閲覧≒ダウンロードです。したがって、上記の改正案を誇大解釈すると、例えば、検索エンジンの検索結果に違法な画像が含まれていただけで、検索した人が罰則を受けてしまう可能性があります。

また、そういった可能性への対策として、キャッシュに自動的に保存されてしまった場合は不問とする、とすれば、意図的にそのように見せてダウンロードする人達や、それを支援するツール群が出てくることも避けられないでしょう。

結局のところ、ダウンロードが意図してされたものか、意図せず自動的にされてしまったものかを見分けるのは大変難しいのです。

なので、仮に 「意図したか」 「意図しなかったか」 が 「有罪」 「無罪」 の判断基準に落ち着いたとしても、少なくとも罰則を与える側に、それを 1 件 1 件検証する余裕はないと思います。

そもそも、ダウンロードを禁止することがそのままコンテンツ産業の育成を促すことにつながるのか?、という疑問もありますが、いずれにしても、個人的にはこの改正案は撤回して、よりシステマチックに著作権保護の技術革新に投資をするか、配布する側への監視、罰則を強化するかした方が良いのではないかと思います。



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いじめ

最近流行っているいじめ報道。先程も、あるキー局で報道していました。

言うまでもなく、いじめという言葉はあまりにも広義です。なので、この言葉に関する議論となると、捕らえ方の違いからか、焦点の定まらない議論となってしまうことが多いようです。

多対一の状況下で、一人の人間に対して、暴行、あるいは精神的苦痛を継続的に与えること。これは、犯罪行為に他なりません。ただし、学校という閉鎖空間では、この犯罪行為さえ、いじめという言葉に丸め込まれてしまう可能性があります。

犯罪行為に対しては、その防止のための監視と、犯したものへの制裁が必要ですが、その両方が欠けている今の学校のシステムでは、いじめを減らすことは難しいでしょう。全てを先生や親のせいにしても、何も解決することはできません。

そこで私は、学校内外、およびその周辺地域への監視カメラの導入と、学外はもとより、学内で起きた犯罪行為に対する制裁の徹底、この二つを提案します。
(誰に提案するの?という質問は、ここでは置いておいてください^^)

監視されるのは気持ち悪い、という印象を持たれるかもしれませんが、今やコンビニの中だってデパートの中だって監視されています。一昔よりも先生の”権力”が弱くなってしまった今、学校という、日本の中でも極めて閉鎖性が高いであろう空間に、何のチェック機構も導入していない方が、むしろ不自然ではないかと思うのです。
(もちろん、本来ならこのようなやり方は歓迎されるべきではありませんが。。。)

また、私は正直、自分の善悪の判断がどのような過程で形成されたのか把握できていませんが、悪いことをしてもそれが見過ごされる空間に身を置き勉強するということは、子供の教育上決して良くないでしょう。そういう意味でも、悪いことをしたら、それに対するペナルティを受ける、といった社会のルールを、学校内においても浸透させるべきだと思います。

参考 URL
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061107k0000m040168000c.html



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