今日はハートレイルズの社員教育について少しだけ。
ざっと眺めるだけでも分かりますが、ひたすら自主的に勉強しているようです。
彼の仕事は自社サービスの企画、開発のみで、基本的に受託開発やその他の雑用等は一切していません。現時点での成果物は、level20 のサーバーサイドプログラムの主要な部分、そして、近日中に公開予定のサービスの、やはりサーバーサイドプログラムの主要な部分 (とデザインの一部) です。一日中自社サービスの開発のみに専念できる、今の私から見たら夢のような職務内容だと思います。
ハートレイルズには系統だった社員教育はありませんが、即戦力だけしか採用しない、というわけでもありません。彼のように、という表現の仕方は少し彼に失礼かもしれませんが、仮に入社時に初心者同然のスキルしか持っていなくとも、一般の企業のようにポテンシャルを考慮して採用するということはあり得ます。(この場合、例えば 1 年とかで退職されてしまうと会社としては損なので、もしこの採用方法で結果的にうまく行かなければ、将来的には即戦力のみの採用に絞る可能性はあります。)
また、入社したら即 OJT のような形になります。つまり、分からないところがあれば聞いてくださいね、というスタンス。また、英語のドキュメントに抵抗のない方は、ハートレイルズには山のようにそうしたドキュメントがあるので読み放題です。
ただ、OJT という名の元に放置するわけではなく、Google や書籍で調べればすぐに分かるようなことを積極的に教えるということはしていませんが、開発に際してのモノの考え方やスピード、デザインにはかなり口を出しています。当たり前ですがプログラミングは小手先のテクニックよりも正確性とスピードが重要だし、デザインはそのサービスの成否を決める最も重要な要素だからです。(口を出す側のことを鵜呑みにする必要はありませんが、口を出されることが嫌いで、かつ実力のない方はハートレイルズには来ないでください。)
彼に関して言えば、個人的には彼の勉強好きにはついていけない (笑) 部分もないではないですが、多様なキャラクターや価値観を認め合うことこそが会社の存在意義の一つでもあると常々思っているので、私は変わっている、みたいに自分で思ってる人は、結構ハートレイルズに合うかもしれません。別に変人の集団を編成する意図はないですが。