IVS に行くモチベーション

さて、明日、明後日は IVS です。ここ何年かは毎年参加しているのですが、今年も足を伸ばそうと考えています。

IVS にはウェブ系の大企業の役員や勢いのあるベンチャー企業の経営者等、凄い方々が一堂に集まります。なので、ネットワーキングにはもちろんうってつけなのですが、私が参加する主目的はまだそこにはありません。(多少はその目的もありますが。)

というのも、ネットワーキングというのは基本的にはギブアンドテイクの関係で成り立つものなので、私にギブできることが少ない状態でテイクだけ得ようとしても、なかなかうまくいかないだろうと考えるからです。名刺を無差別に配っても逆効果になるのと同じで、自分の身の丈以上の人脈には必ず綻びが生じます。(もっとギブできる人にならないと。。。)

では、なぜ参加するのか?それは一重に会場の熱と勢いを体感して、将来への原動力の一つとするためです。正直、IVS でノリにノッている会社の話を聞いたり、華やかな舞台でキラキラしているスタートアップを見たりすると、楽しいというよりはもちろん悔しくて、憂鬱になったり、危機感を覚えたりするのですが、それらの負の感情が今の自分に足りないものを浮かび上がらせ (本当に足りないものばかりです)、何くそ!という闘志を蘇らせるのです。人は一旦安定するとそれに流されてしまうものなので、私は IVS を一種のカンフル剤にしています。

こうやってブログを書きつつも既に、自社のサービスを最速で展開させようという闘志がいつも以上に沸き上がってきました。今冬は既にいくつかのサービスをリリースしたりリニューアルしたりしていますが、まだまだです。最近は色んな人が世界に打って出よう、シリコンバレーに行こう、と言っていますが、ハートレイルズは日本も世界も関係なく、できるだけ多くの人に使ってもらえるようなサービスの創出、提供を目指して、徹底的なサービス志向で頑張っていきます。(そして、来年からはまた Launch Pad 等のデモイベントにも積極的に応募していくつもりです。)



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コーポレートサイトの全面リニューアルと投資/育成事業の開始

本日、実に 4 年振りにコーポレートサイトの全面リニューアルを実施しました。

もう少し手を入れるかもしれませんが、基本的には増え続けてきた自社サービスのラインナップをきちんと整理することが目的です。自社サービスの数は今後も増え続ける見通しのため、今のうちに整理しておかないとそろそろ収集がつかなくなりそうだったので。。。デザイン的にもかなり可愛くなったと思うので、ぜひ一度覗いてみてください。

また、本日、併せて投資/育成事業も始めてみることにしました。ハートレイルズは VC ではないのでこの事業にもの凄く力を入れていきます、ということではありませんが、仕事柄スタートアップを多数見てきて、音もなく、サービスも立ち上げられずに消えていくようなケースはもったいないな、と常々感じていたのです。なので、ハートレイルズでもスタートアップの離陸を少しでも手助けできれば、と考えた次第です。

当たり前のことですが、スタートアップはリソースが圧倒的に限られた中で資金調達からマーケティング、開発からユーザーサポートまで、何から何までをこなさなければなりません。とはいえ、採用などは一般的なスタートアップにはかなり難しい (良い人材は無名の会社にはなかなか来てくれない) のが現実なので、少なくともサービスの初期開発プラス α くらいまでを、ハートレイルズの確実な開発力で支援できればと考えています。(ただし、支援するサービスは厳選します。)

以上、ハートレイルズは今後も 「ザ・ウェブサービス・カンパニー」 として新旧のウェブサービスと共に走り続けます。今月はまだまだ新サービスのリリース、旧サービスのリニューアルを続けていきますし、新規の受託開発案件も絶賛募集中です。今後ともどうぞ、ハートレイルズをよろしくお願いいたします!



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内製を超えるのは信頼関係とモノ作りへの情熱

最近、内製、内製、とよくブログやツイートで目にします。

まず、私は制作会社の社長なのでポジショントークになりますが、内製ってそんなに良いものですか?、外製も捨てたもんじゃないですよ、というのが今回のエントリーの主旨になります。

よく言われる内製のメリットというのはそのまま外製のデメリットになりますが、ここでは一つ一つ簡単に考察してみます。

1) 外製だとまともに作ってくれない

頼み方を間違っているか、頼む会社を間違っています。初期開発が数十人月以下のモノならハートレイルズに頼みましょう。必ずまともに作ります。

真面目な話、モノの完成にも届かないような場合には、どこかのプロセスで誰かが不都合な真実 (リスクの現実化など) に成す総べなく目をつぶっていたか、元々の予算とスケジュールがおかしかったかのどちらかです。目をつぶっていたのが制作会社ならそんな制作会社にはニ度と頼まないようにしましょう。また、元々の予算とスケジュールがおかしかったというのは、制作過程で仕様の変更が多発せず、制作会社の見積りをそのまま採用していたのであれば言うまでもなく制作会社の非、そうではなく、仕様の変更が多発しても何ら調整を取らなかったのであれば頼む方の非です。そういう場合には頼み方を考え直した方が良いでしょう。

誠実な制作会社であれば、作るモノが当初と変わらないのに、自社の都合で当初の予算とスケジュールの約束を破ったりは決してしません。そればかりか、誠実かつ良心的な会社であれば、当初の予算とスケジュールに収まる範囲であれば、仕様の変更にも柔軟に対応してくれるでしょう。ここで問題となるケースは、仕様の変更が多発しているのにも関わらず、当初の予算やスケジュールを調整せず、プロジェクトの破綻のリスクが表面化しているのに何ら有効な手が打たれないことです。これは頼む方と頼まれる方のコミュニケーションでしか解決できず、どちらかが耳を塞いだり強硬な態度に出ればプロジェクトの破綻は現実化します。

少し話が脱線していますが、ことウェブ系の制作、特に新規事業系については、初めから最終形が見えているプロジェクトなど存在しないと言って良いと思います。仕様の変更、などと一々堅苦しく呼ぶようなレベルではなく、変化が日常的に発生するようなプロジェクトでは、請負などではなく委任で契約した方が頼む方と頼まれる方の、お互いのためです。先のコストの話にも繋がりますが、日常的に発生する変化に対して毎回見積り ⇒ 承認 ⇒ 制作 ⇒ 納品 ⇒ 検収などという冗長なプロセスを回すことは、新規事業系では最も優先すべきスピードを殺し、かつ無駄なコストを発生させます。ここで委任で契約すると完成責任が、瑕疵担保責任が、などと心配される向きもあると思いますが、ハートレイルズのようなモノ作りに対してプライドを持っている制作会社は、契約形態が請負だろうと委任だろうと完成責任や瑕疵担保責任を完全に放棄したりはしません。頼む方と頼まれた方が信頼関係を持ち、お互いがプロジェクトの推進に対する責任と情熱を分かち合えば、スピードとコストを最適化できる余地が多いのは明らかに委任での契約です。(請負での契約を否定しているわけではありません。スピードとコストを多少犠牲にしてでも安心を担保したい、という場合はあると思います。また、仕様の変更が多発しないことが明らかなプロジェクトではこの限りではありません。)

2) 外製だと言われたことしかしてくれない

頼み方の問題です。どんどん提案してください、的なことを言っておきながら、それを受け入れる体制がなく、予算とスケジュールの柔軟性がないのであれば、予算とスケジュールに収まる範囲での提案しか通常できないでしょう。また、大抵の提案は仕様の変更を伴いますから、請負での契約でかつ予算とスケジュールが硬直した中では、どうしても自由な発想の元で提案するというのには無理があります。委任での契約、もしくはアジャイル的な進め方であればそれも可能ですが、まず、頼む方でも仕様が完全に固まっておらず、その策定に制作会社の提案を期待するのであれば、契約や進め方をある程度柔軟なものにするべきです。また、提案というレベルでもなく、文字通り 「言われたことしかしてくれない」 のであれば、それは頼む会社を間違っています。

3) 内製の方がコストが安く上がる

これは頼む方と頼まれる方の会社の人件費にもよるので一概には言えませんが、案件をそのまま下請けに再発注しているような会社に発注すれば、当然間接的なコストが積まれます。(ハートレイルズでは基本的にそういうことはしていません。) また、膨大なドキュメントを求めたり必要以上の瑕疵担保責任や賠償責任を求めれば、必要以上にリスクを回避するためのコストが積まれることになります。ここで重要なのは、95% のモノを制作、担保するのに必要なコストが 1 だったとして、100% のモノを制作、担保するのに必要なコストは 2 だったり酷い場合には 5 だったりするということです。もちろん、制作会社のプライドにかけてなるべく 100% に近いものを限られた予算とスケジュールでも納めるべきですが、仮に内製するとして自社の社員にも負わせないような成果物と責任を制作会社に求めれば、(少なくとも一時的には) 内製よりもコストが高くつくのは当然です。逆に言えば、外製であっても事前にしっかりと成果物と責任に対する合意、コミュニケーションが取れていれば、納得のいくコストで納得のいくモノを制作することができます。

また、とりわけウェブ系や新規事業系に限って言えば、100% を求めてガチガチの契約で制作会社を縛ったりするのは全くのナンセンスです。100% に到達する前に元の前提が変わることが多々ありますし、というよりも、ウェブ系や新規事業系は生き物で、変化させ続けることが重要だったりするので、変に縛ってもスピードが落ちてコストが増すだけで何も良いことはありません。制作会社がきちんと仕事をしてくれるかどうか不安だから契約で縛り、その結果として本来払う必要のない安心料を払う、という構図は今も昔も健在のように思いますが、そういう頼み方をしている会社は早く信頼できる制作会社を見つけて、制作会社が自社の一員に見えるような、そういうパートナーシップを結ぶ努力をした方が良いと思います。

最後に、これは常識的な話ですが、内製するというのはつまり、人を雇うということです。制作を生業としている会社ならともかく、そうでない会社がフルに内製できるリソースを維持し続けるというのは、結果として外製よりもコストが高くなります。餅は餅屋という言葉がありますが、使いどころ、頼み方を間違えなければ、外製が内製よりも有効に働くケースは多々あります。

4) 外製だと作りっぱなしで改修がうまくできない

作るまでは良いが、作った後の面倒を見てくれない、というのはよく聞く話ですが、それは制作会社次第です。請負、委任、レベニューシェア、などなど、契約の形態によらず、作った後の面倒を見てくれる制作会社は (多分) たくさんあります。例えば、細かい改修毎に見積り、発注を繰り返すのが面倒、という悩みがもしあるとすれば、それは単にそういう契約にしているからで、委任にしたり、レベニューシェアにしたり、チケット制にしたりして、見積りとか発注とか細かいことを言わずに、自社の一員に見えるような形で制作会社を機動的に動かすことは十分可能です。ハートレイルズでもクライアントによっては Skype や github などで常にホットラインが繋がっており、改修の依頼への即日対応などは日常的にあります。(ただし、こうした体制を構築するのにはやはり先に信頼関係が必要です。)

5) 外製だと社内にノウハウが溜まらない

外製した部分のノウハウが溜まりづらいのは確かに事実です。が、何から何までノウハウを社内に溜める必要はないでしょう。制作したモノは放っておけばいずれ陳腐化しますし、多かれ少なかれ、部分的にでも作り直す必要性にいずれ駆られます。そうした際に必要になるのは制作そのもののノウハウではなく、ビジョンやゴールを定義、共有する力だったり、ビジネスの仕組みを考える力だったり、制作を管理できる力だったりします。制作を生業にでもしていない限り、制作そのもののノウハウで制作会社に勝てるはずがありませんし、また、勝つ必要もありません。ただ、信頼できる制作会社を見つけて、任せれば良いのです。上から下まで全て内製、社内に全てのノウハウを、というのはスピードやコストを度外視した考え方であり、重要なのはモノのコアとなる部分をしっかりと社内で抑えた上で、上手に制作会社とパートナーシップを結ぶことです。

以上、まとめると、内製を超える外製は、書面上の契約を超えた、信頼関係とモノ作りへの情熱から生まれます。制作会社は文字通り制作のエキスパートです。モノ作りへの情熱、プライドを誰よりも持ち、確実に、スピーディに働きます。そんなエキスパートを効率的に活用するには、まず、使いどころ、頼み方をケースバイケースでよく考えて、契約で縛り付ける、という発想ではなく、共に責任を分かち合ってプロジェクトを推進する、という発想の元で望むのが良いでしょう。そして、頼む側と頼まれる側の信頼関係が、余計な保証、安心を担保するための無駄を省き、お互いのパフォーマンスを最大化させるのです。これは何も社内と社外の間柄に限った話ではなく、社内のスタッフの間柄でも同じことですよね。

ということで、現在、ハートレイルズでは新しいパートナーを募集しています。約束は必ず守り、貴社の制作部隊と言って差し支えないような、協調した働きを見せます。以前に外製して苦い思いをされた会社さんも、新規事業に燃える会社さんも、小さい案件も大きい案件も、もし良い制作会社を探されているようでしたら、ぜひ一度ハートレイルズにご相談ください。



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経営者としての仕組みづくりと態度

私の経営者としての使命は、売り上げを立て、サービスを当ててユーザーを喜ばせ、スタッフに働きやすい環境と働きがいを提供する、この 3 つです。

最近、といっても随分前からですが、この使命について深く思うところがあり、社内の仕組みを少しづつ変えていっています。その結果、最近は社内の雰囲気が少しづつ変わってきたと感じられるようになりました。

具体的には、次のように仕組みを変えています。

 

在宅勤務

おさらいですが、ハートレイルズでは全スタッフに在宅勤務を許可しています。これは以前も現在も変わりありません。(在宅勤務を強制している訳ではありません。)

日報

3arrows での日報を全スタッフに課しています。以前は日報は重視していませんでしたが、現在はスタッフの働かなさすぎ、特に働きすぎをチェックしています。

週報

2 週間に 1 回の頻度で、全スタッフでランチミーティングをしています。以前は忙しい時には週報をスキップしたり、夜のミーティングをしたりしていましたが、最近は週報をスキップすることは止め、ランチが難しい場合には skype でミーティングをするようになりました。また、夜にミーティングをすることは一切なくなりました。

個別面談

以前は一切実施していませんでしたが、4 半期に 1 回の頻度で、全スタッフと個別面談を実施するようになりました。これは評価のための面談ではなく、スタッフの不満や要望を収集し、次の 4 半期に反映、少しづつ様々な環境を改善するための面談です。

行事/レクリエーション

可能な範囲で、社内の行事 (歓迎会/送別会等)、各種レクリエーションを、業務時間内で催すようにしました。

開発合宿

ハートレイルズではたまに開発合宿を実施していますが、休日に実施することはなくなり、全て平日に実施するようになりました。

給与

こればかりは売り上げを源泉としているため、売り上げ以上の給与は出せないのですが、それでも以前よりは出せるようになりました。これは一重に個々のスタッフの尽力のおかげです。

 

また、私自身の問題として、私は元々怒りっぽい方では全くありませんが、以前はスタッフが自分の思うように働いてくれない、また、スタッフが自分の思うような結果を出してくれないことに対して、多少イライラしたりすることがありました。

現在はイライラが全くないか、というとまだまだ精進しきれていない部分もあるかもしれませんが、スタッフが自分の思うように働いてくれない、という考え方自体が、私の奢りであり、改めなくてはならない点であると、最近は強く自省しています。

私は他の人をグイグイ引っ張っていくような、いわゆるリーダーシップに富んだ人間ではありません。それは経営者としてどうよ?、という話はあるかもしれませんが、いまさら人格を変えることもできないので、それで良いと思っています。また、何より、私がそういうリーダーシップに富んだ人間に付いていくことが苦手なのです。

そんな私が、スタッフが自分の思うように働いてくれなくてイライラするなどというのは、滑稽というか、愚かですよね。

だから私はそんな時、あるいはいつでも、誠意と謝意を持ってスタッフと対話するよう、心掛けています。そしてそんな時には、もちろん、スタッフにも誠意を求めます。誠意と誠意の対話のみが信頼を生み、信頼があらゆる意味で物事をプラスの方向に動かすからです。

以前にも増してそう心掛けることで、相対的にイライラする衝動が失せました。

 

上記のようなワークライフバランスを重視した仕組みの変化や、誠意と謝意の循環が、スタッフに働きやすい環境と働きがいを提供する、という使命の達成への、礎となることを信じています。また、それは同時に、他の 2 つの使命の達成への礎にもなるはずです。

私はまだ経営者として 5 年と少しのひよっこですが、これからも色々な物事を吸収して、全力で走り続けていく所存です。また、最近ご無沙汰の自社サービスも近日中に色々なものをご紹介できると思いますので、これからのハートレイルズにどうぞご期待ください。



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新しいスタート

ハートレイルズも設立から後少しで 5 年です。会社としての体制もようやく整ってきて、最近は新しいスタートを切るべき時が来たと強く感じています。

現在、ハートレイルズの自社サービスは過去最高の PV を更新しています。また、おかげさまで、受託開発でも過去最高の受注をいただいています。また、スタッフも少し前と比較すると倍以上に増え、過去最高の体制となっています。

この、形だけ見れば最高尽くしの状況で考えるのは、今こそ今までできなかったことに注力し、自社サービスのユーザーの満足度、受託開発のクライアントの満足度をより一層引き上げないといけない、ということです。

自社サービスについては、ほぼ放置状態であるのにも関わらず、その利用が増え続けているサービスがたくさんあります。今年は、直近では半年以上に渡って開発を続けている 3arrows のリリースを筆頭に、sa.yona.la、twitnovels、kwout、その他、ほぼ全ての自社サービスについて何らかの手直し、リニューアルをすべく様々な準備を進めています。また、今年はコーポレートサイトの全面的なリニューアルも計画しています。

もちろん、新しい自社サービスの開発も進めてはいますが、まずは既存のユーザーに報い、今までずっと置き忘れてきたもの (既存の自社サービスの改善) を回収しない限り、新しいスタートを切ることはできないと考えています。

受託開発については、まずは既存の開発案件をパーフェクトに仕上げ、その上で、いわゆるソーシャルアプリ、スマートフォンアプリ等の、比較的新しい分野の受託開発により一層注力していけたらと考えています。また、最近は協業が非常にうまく行っているため、新しいジャンルでの協業をより一層推し進めたいと考えています。

今年一年をかけて、ハートレイルズは新しいスタートを切ります。自社サービス群が生まれ変わった後の世界はまだハートレイルズの頭の中にしかありませんが、少しでも早く新しいハートレイルズを感じてもらえるよう、心も新たにして頑張ります。

どうぞ、ご期待ください。



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Facebook 雑感

もう話題の映画は観ましたか?流行りに乗って、ハートレイルズでも Facebook の公式ページを作成してみました。ぜひ Like してください!

(経験的には) 英語圏の人はとにかく Good Job と言いますが、Facebook の Like もそうしたポジティブスパイラルのカルチャーを受け継いでいるのかな、と感じます。この Like の小気味良さが Facebook の最大の魅力の一つだと思いますが、その人のネットワークをサービス上に持ってくることが前提になるので、その反面、ネットワークの狭い人は今はまだ楽しみづらいかもしれません。

また、一人で楽しむことが構造上難しいので、実名制が云々という話もありますが、現実と切り離して楽しみたい人には不向きだと思います。(現実と切り離して楽しみたい人には sa.yona.la がおススメです。)

また、まだまだローカライズに難があり、できることが多い分 UI も分かりやすいとは言い難いので、Facebook やりたい!という、ある意味手段が目的化した人以外の人が自然に使うようになるまでには、相当な時間がかかるのではと思います。(もしくは国産の SNS が頑張れば、そんな日は来ないかもしれません。)

ただ、日本のユーザー数が数百万人以上、世界のユーザー数が 5 億人以上というのは、ハートレイルズがサービスを提供するに際しては充分すぎる数です。今年はハートレイルズでも Facebook 向けのアプリを提供していくつもりですし、受託開発でも Facebook 関連のものは積極的に引き受けていきたいと考えています。(なお、受託開発では既に実績もあります。)

Facebook、mixi、GREE、モバゲー、iPhone、Android と、オープンなウェブからプラットフォーム、ある意味クローズドなウェブへのシフトが加速しつつありますが、ハートレイルズでもそのシフトにしっかり対応していきたいと思います。今後が色々楽しみです。



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技術ブログを始めてみます

ハートレイルズでも技術ブログを始めてみました。

ハートレイルズの技術スタッフが持ち回りで、週に 1 回程度の頻度で技術関連の記事を掲載していくつもりです。初心者向けのネタもマニア向けのネタも色々織り交ぜていきますので、どうぞご期待ください!(誰も読んでくれないと試みも終わってしまいますので、ぜひ購読してください!)

技術ブログを開始します! – HeartRails Tech Blog

元々会社はサービスで物を語るべきだと考えていて、その考えは今も変わりません。が、技術的な情報を広く発信することによって、同じようにサービスの制作に携わる方々の役に立つのなら、それも一種のサービスなのかな、と考えるようになりました。スタッフが増えてきて、少し時間を取りやすくなった、ということもあります。

もう長い間ブログの更新がない Near Borderline の人も更新してくれるようなので、個人的にも期待しています。来週から記事の掲載を開始しますので、技術者の方は楽しみにしていてください^^



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創業後 4 年と半分の Mixed Emotion (起業のまとめ)

早いもので、ハートレイルズも創業してから 4 年と半分が立ちました。その間たくさんのサービスを立ち上げて、それなりに使われているもの、そうでないものも様々ありますが、まだまだ目指している姿には遠く及ばないのが現状です。もちろん、今後はより一層の覚悟と情熱を持って事業を推し進めていくわけですが、今日は少し、今までの 4 年と半分を振り返ってみました。

創業前にはよく分からなかったこと、創業してしばらくしてから気付いたこと、創業してから考え方が変わってきたこと、等々を実感と共にまとめてみます。特に起業を考えている方の参考になれば幸いです。(長いので適当に読み流してください。)

ビジョンについて

インタビュー記事ではビジョンは必要ないと言っていますが、これには少し語弊があって、ビジョンは必要だと思います。記事にあるようにハートレイルズでは特定の分野に対する大袈裟なビジョンは定めていませんが、全体としてのビジョンは定めています。また、一時期話題になった経営理念もあります。

その会社が何を目指すのか、ということをビジョンとして掲げることは、同じ志を持つ同志を集めるためにも非常に重要なことだと思います。

創業時の人数について

ハートレイルズは 2 人で創業していますが、これは良かったと思います。1 人がダメということはないと思いますが、信頼できる同志が既にいるなら、一緒に創業しない手はないでしょう。1 人ではできないことができるようになります。

創業時の資本金について

ハートレイルズの資本金は 300 万円ですが、それで困ったことはありません。創業時のお金については家計と同じで、収入と支出のバランスや先々の見通しさえ誤らなければ、大きな問題にはならないと思います。

資金繰りについて

ハートレイルズは銀行からお金を借り入れたことがないため、資金繰りについてはよく分かりません。仮に用途がなくても後々のために (銀行の信用を得るために) 借りておいた方が良い、と先輩方からはよく聞くので、おそらくその通りなのだと思います。イザというときにお金を借りられないと困る、ということはあり得るので、これはハートレイルズにとっても TODO かもしれません。

人脈について

人脈はあるに越したことはありませんが、ただ単に名刺をバラ撒いて無理に作れるものでもありません。これは創業後に痛感したことですが、会社というのは何を成したのかが全てで、それによってのみ評価されます。人脈がない場合には人脈を作ろうと無理に努力するより、イケてるサービスの一つも作った方が、結果的に人脈は広がると思います。

投資について

ハートレイルズは投資を受けていませんが、投資を否定しているわけではありません。ビジョンの実現、事業を推し進めるために必要な投資は (可能であれば) 受けるべきだと思います。ただ、用途のないお金を無駄に貯め込み、腐らせることは (想像でしかありませんが) 会社を腐らせることにもつながると思います。そのため、適切な額の投資を適切な条件で受けることが重要だと思います。

体制について

ハートレイルズは創業当時から人材もクラウド (在宅勤務可)、環境もクラウドですが、これは良かったと思います。(もちろんオフィスもあって良いと思いますし、オフィスでなければならない場合もあります。)

受託開発の場合にはなかなかそうはいかないと思いますが、最近入社した自社サービス担当の彼は、未だにオフィスに来たことがありません。文字通り一度もないので、オフィスの場所も知らないと思います。それでも仕事が回るということ自体が、(特定の仕事は) オフィスレスでも十分、ということを証明しているようです。

採用について

ハートレイルズは昔よりも今の方が採用に力を入れています。ビジョンの実現、事業を推し進めるために必要な人材は (可能であれば) 採用していくべきだと思います。ただ、取りあえず忙しいので人を増やしておこう、的な採用はお勧めできません。人材を採用し、長期に渡り雇用し、育てる、ということには、創業前には想像もできないようなコスト (お金だけではありません) がかかり、また、基準に満たない人材が会社にいることは、場合によってはその会社にとってマイナスに働きます。そのため、お金が余っている時でも採用の基準は一切下げるべきではないと思います。

事業の拡大について

ここは以前とは考え方が違うところですが、事業は積極的に拡大していく (上を目指していく) べきだと思います。文章にしてみると至極当たり前のことなのですが、一旦事業が安定してくると、無意識のうちに気持ちまで安定してしまいがちです。もちろん、安定するのは良いことなのですが、上を目指すハングリー精神まで失ってはお終いだと思います。(今思うと昔はここが少し欠けていたような気がします。草食系過ぎた。。。)

ビジネスモデルについて

ここはハートレイルズが今まで弱かった部分で、今後は強くしていきたい部分です。ビジネスモデルは後から付いてくる、まずはサービスをリリースしてから考えよう、というのは多くの場合誤りです。ビジネスにするつもりがなかったサービスがたまたまヒットして、色々なビジネスモデルを後付けしていく、ということはあり得ます。ただし、初めからビジネスにするつもりなら、ビジネスモデルも初めから熟慮しましょう。仮にサービスがヒットしてもビジネスモデルが不出来だと、継続的な成長は見込めません。ハートレイルズもそれで多くのトラフィックをお金に換金し損ねました。

サービスの制作について

まず、ビジネスモデルも含めて、制作する前に勝負が決まっている (負ける) ようなサービスも多々あるので、そこは慎重に検討しましょう。サービスの制作自体には色々なやり方がありますが、小さく産んで大きく育てることを前提に、初期の予算とスケジュールは徹底するべきだと思います。

初めからあまり巨大なものを制作しようとしても途中で破綻する可能性が高く、また、仮に破綻しなかったとしても巨大なものを改修するには巨大なコストがかかります。これはユーザーの声を反映しづらくなることを意味するので、得策ではありません。(ハートレイルズに制作を依頼するのは得策です^^)

また、人は見た目が 9 割と言いますが、サービスは分かり易さが 9 割です。直感的でないものが長く使われることはないと思います。サービスの初速向上のための TIPS などは既にたくさんある他のエントリーに譲りますが、とにかく独りよがりにならないよう気を付けるのが良いと思います。

サービスの多産について

サービスの多産のデメリットは単純にリソースの集中が難しくなることです。ハートレイルズはこの難しさとは常に格闘していますが、基本的にはもちろん、全サービスに均等にリソースを配分しているわけではありません。必然的に、ユーザー数が多いもの、またはユーザー数が多くなる可能性があるものに注力することになります。ほぼ放置状態のサービスを終了させるかどうか、という問題もありますが、いずれにしても、ある程度の選択と集中は必要だと思います。

また、ソーシャルゲームや iPhone アプリ等、継続的な新規開発がある程度前提になるような分野もあります。そういう意味で、最近は多産そのものがどうこうというよりも、集中するべき時に集中できる体制が整っているかどうか、ということが重要だと思うようになりました。

この集中するべき時、というのは非常に重要で、ここを逃すと大きな成長が望めなくなる、というタイミングが、サービスの運営の過程で訪れることがあります。このタイミングを逃さず、リソースを集中することが肝要です。(ハートレイルズでもうまくできているとは言い難いのが現状ですが、うまくするための体制を整えつつあります。)

また、多産とは逆の話ですが、流行る見込みのないサービスにいつまでも固執し続けるのも考え物です。サービスを見切る、次に行くタイミングを見計らうのは難しいことですが、時には必要なことだと思います。

受託開発について

まず、時間というのは無理やりにでも作るもので、「自社サービスを制作したい、だけど受託開発が忙しくて制作できない」 というのは言い訳です。受託開発に割くリソースを少し減らして、自社サービスの制作に回す、程度のリスクを背負えなければ、どのみち自社サービスを運営しても何らリスクを背負えず、うまく立ち行かないでしょう。

受託開発そのものについては、やりたい会社はやればいいし、やりたくない会社は投資を受ける等してやらなければいいと思います。一番良くないのはやりたくないのにやっている状態で、それは受託開発のクライアントにも失礼なことなので、そういう状態になることは避けるべきだと思います。

社長になることについて

社長になり会社が少しづつ大きくなると、実際の制作に携われる時間は少しづつ減っていきます。これは人によっては大変ストレスの溜まることなので、ある程度覚悟しておいた方が良いと思います。また、仮に社員であっても人に仕事をお願いするというのは難しいことですが、逆に言うと、人に仕事をお願いし、協力しながら物事を進めていくというのは、ある意味で感動的なプロセスだなと、しみじみ感じるようになりました。

以前の会社では当たり前に機能していたことが、実は大変な努力によって維持されている。当たり前が、実は当たり前でないことを知る。そういうことが本当にたくさんあった 4 年と半分だと思います。

以上、過去最大長のエントリーになりましたが、今日はこの辺で。今年はハートレイルズにとって最高の年になるよう、既存のサービスの改善、新規のサービスの制作を全力で進めています。どうぞ、ご期待ください。(最近リリースした 3arrows もよろしく!)

※ 他に興味のある項目があれば教えてください。追記したいと思います。



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あらゆるジャンルで生活の隙間を埋める

あらゆるジャンルで生活の隙間を埋めるウェブサービス (および API) を提供し、インターネットのあちこちでハートレイルズのウェブサービスが顔を出している、もしくはハートレイルズの API を利用したウェブサービスが活躍している。そういう、縁の下の力持ち的な、ふと気づいたら横にいた的な、ネットでの活動に留まらずリアルな活動も支援するような、そういう存在が目標であり、ビジョンです。

今年はまだあまりサービスが出せていませんが、開発途中で溜まっているものが相当数あるので、何とか今期中には全てリリースしたいと考えています。また、企画や要素レベルの検証までで一旦後に取って置いているサービスもあるので、そういうものは協業などで前倒して開発していければなと考えています。中にはリアルな空間に直接影響を及ぼせるようなサービスも検討中で、個人的には早く着手したいなぁとウズウズしています。(引き続き協業相手も募集しています!)

今年は少し人が増え、受託開発案件も増え、社内でなかなか自社サービスの開発を進められない、難しい時期もありましたが、やはり会社としてアウトプットを出し続けることは非常に重要なことだと、心底感じています。

既にギア (開発体制) の入れ替えは完了し、難しい時期は抜け出しつつあります。このまま今期末まで、受託開発、自社サービスの開発共に、全力で走り抜けたいです。まずは来月から、ぼちぼち新サービスや既存サービスのリニューアルの告知なども始められると思いますので、どうぞご期待ください^^



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SocialPrise の設立と GDD 出展のお知らせ

「エンタープライズを、もっとソーシャルに」 というビジョンの下、ハートレイルズとなかじまんソフトウェアはこの度、SocialPrise という団体を共同で設立しました。

SocialPrise: エンタープライズを、もっとソーシャルに

日本では現在、主に BtoC のウェブサービスにおいていわゆる 「ソーシャル化」 が進んでいますが、これを BtoB、エンタープライズの世界にまで推し進めていくことが、今回設立した団体のミッションです。ハートレイルズ、なかじまんソフトウェア共に、OpenSocial や OpenGraph といった 「ソーシャル化」 のテクノロジーの活用には深くコミットしており、両社のノウハウを集約しタッグを組むことで、より大きな価値をエンタープライズの世界に提供できるのではないかと考えました。

なお、SocialPrise では既に、本年度末のリリースを目指して、第一弾のエンタープライズ向けサービスの開発に着手しています。また、この現在開発中のサービスはまだお見せできませんが、SocialPrise の挨拶代わりとして、明日の GDD 2010 で両社の既存のプロダクト (OpenSocial PagesOpenSocial Host) を出展させていただくことになりました。

Google Developer Day 2010 デベロッパーサンドボックス

エンタープライズの世界に新風を巻き起こすべく頑張っていきますので、今後の SocialPrise の取り組みにどうぞご期待ください。よろしくお願いいたします!

P.S.
引き続きスタッフ募集中、協業先募集中です!



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